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入門書「愉快に日比谷高校」復活途上にある名門
あの悪名高き「学校群制度」が1967年に実施されるまで、(現在の「開成」のごとく)毎年180名近い東大合格者を出していた都立「日比谷」は、それが35年後に撤廃されるまで、凋落の一途をたどり、毎年一桁の合格者しか出せない惨めな暗黒時代を長年なめた。
この制度は、都内の都立高校間の格差を失くすことによって、(「漁夫の利」を得た)国立大学付属高校や「開成」や「灘」などの私立高校と、(「どんぐりの背比べ」になった)都立高校との間に、極端に歪んだ格差をもたらした。
今世紀に入って、ようやく都教育委員会の「年老いたお偉方連中」
によって、その明白なる弊害が認識され、日比谷も「学校群制度」の足枷からとうとう解放されて、少しづつながら足を伸ばし始め、(名門「西校」と共に)毎年2桁合格者を出しうる実力を貯えつつある。
この本は、いわば「学校群制度時代」最後の校長として、日比谷キャンパスで活躍した久野猛氏が綴った日比谷の(一中時代以来の)長い歴史と(新旧の)愉快な高校生活風景である。
往年の卒業生あるいはこれから入学を目指す中学生たちへの、よきプレゼントとなろう。「名門復活」への道は今後、延々長そうだが、30年後には、往年の3桁(東大)合格者レベルまで達し、「文武両道」という誇るべき古き伝統を取り戻すことは可能だろう。
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